上顎、特に奥歯のインプラント治療を行う場合問題となるのは「上顎洞(じょうがくどう)」との位置関係です。これは上顎臼歯の奥にある空洞のことで、鼻と繋がっています。インプラント治療を行う予定の場所がこの上顎洞と近いとインプラントを埋入する骨が不足してそのままではインプラント治療を行うことができません。そこでその薄くなった骨を厚くするのがサイナスリフト[Sinus=上顎洞、Lift=上げる]という手術です。
上顎洞の粘膜は1mm以上あり粘膜としては分厚い部類に入ります。その分丈夫ですので多少の引っ張りや圧迫に対しては十分な強度を持っています。その特徴を利用して、薄い骨とシュナイダー膜(上顎洞粘膜)の間に他の部位から採取した自家骨や骨補填材を入れて5~6ヶ月待つと、そこに新たな骨が生着してインプラントを埋入するのに十分な骨の厚みが出来上がります。その後インプラント手術を行い人工の歯を装着して完成します。
上顎の奥歯の上に空洞(上顎洞)があり、健康な歯が存在する場合は骨の量と高さが維持されています。
歯が損失すると骨が吸収して、骨の高さが減少します。
これではインプラントはできません。
上顎洞側壁から内に骨移植を行い
上顎骨を造成します。
新しくできた骨の中にインプラントを埋入します。
骨の量と高さが増大したことにより、インプラントを入れることが可能になります。
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